Career Step

1年目〜
メガバンク・海外送金システムの開発担当
データベースリソースの増強案件であり、海外送金システムの基盤構築に関わった。ここで、NTTデータグループにおける開発のスタンダードを学ぶ。同時にデータベースおよびLinuxサーバの基礎スキルを習得。翌年は、メガバンクの電子債権システムに関わる。オフサイトバックアップシステムの基盤構築を担当した。
3年目〜
大手電気通信事業者の業務システムの大規模システム更改プロジェクトに参画
業務システムの更改案件。外部システムとの接続条件の仕様調整や、性能試験の完全自動化ツールの開発に取り組んだ。さらに大規模システム更改プロジェクトでは、接続網の要件定義、設計、外部システムとのネットワーク疎通試験の調整・対応を担当。この時期、開発上流工程に携わるようになり、任される領域も拡大した。
6年目〜
DX推進の情報活用プラットフォーム「iQuattro」を担当
「iQuattro」(詳細後述)におけるインターフェース開発をメインに、顧客のDX推進を「iQuattro」で適切にサポートする役割を担う。「iQuattro」利用における業務仕様の調整、設計開発試験、結合試験や総合試験の統制および作業の実施など、「iQuattro」を顧客の戦略ツールとして提供するための取り組みを進めている。

学生時代に打ち込んだこと、そして入社動機を教えてください。

幼い頃からモノづくりが好きでした。それをきっかけに、高校も工業高校へ進み、大学も理系の工学部を選択。高校生の頃からは、モノづくりの中でも特にITに興味を持ち、プログラミングや電子工学を学びました。一方で、モノづくりと同じくらい好きだったのが野球。高校では県大会ベスト4、大学でも野球に打ち込みました。野球を通じて、チームで何かを成し遂げることに魅力ややりがいを感じていたこともあり、就職に際しては、モノづくりとチームで一つのことを作り上げる仕事を志望。それに合致したのがIT業界だったんです。NTTデータフロンティアは大規模な金融システム開発に携わることができることに魅力を感じましたが、それ以上に惹かれたのは「人」です。働いている社員の方々の雰囲気がとても良く、一人ひとりが生き生きとしていて、とても魅力的でした。そして話を聞く中で、働いている自分のイメージを具体的に持てたこと、風通しの良い社風を感じたことが入社の決め手になりました。

現在の仕事内容を教えてください。

NTTデータが提供する、アーキテクチャークラウドプラットフォーム「iOuattro」に携わっています。「iQuattro」は、大量のデータをリアルタイムで収集・蓄積し、連携・活用できるプラットフォーム。現在、多くの企業では個別最適を実践してきた結果、活用できるデータが様々な企業、部門、システムに散らばり、管理方法や粒度が異なる状況が多く見られます。そのためDX推進にあたって、「すぐにデータを活用できない」「組織ごとにIT化を進めているため、統制が効かない」「新しい技術のトレンドに追随できない」などの課題が浮き彫りになっています。それらの課題を解決するのが「iQuattro」。部門間、拠点間、企業間などに散在するデータと先進のデジタル技術を組み合わせて課題を解決し、新たな情報活用・価値創出よって、顧客のDX戦略を加速させるプラットフォームです。私はその中で、お客様からデータを収集し「iQuattro」内のデータウェアハウスに格納するインターフェース部分の設計開発を担当しています。クラウド型のデータ統合ツールを利用して進める作業ですが、このツールに関する有識者は社内にほとんどいません。自分で設計開発の道筋を作っていく、非常にチャレンジングな取り組みです。

自分らしさを発揮できた、印象に残っている取り組みは?

大手電気通信事業者の業務システムの更改プロジェクトにおける大規模システムの性能試験は強く印象に残っています。これはシステムの規模が大きいため、人が試験のオペレーションをしていては時間がかかりすぎてしまう、という課題がありました。そこで性能試験を実施する前提となる試験条件の調整や実際の試験実施、試験後の事後作業、さらには試験証跡の取得まで、「ボタン一つ」で実施できるツールの作成を任されました。いわゆる、性能試験の完全自動化です。見知らぬツール、見知らぬ開発言語に囲まれた中、当初は戸惑いもありましたが、協力会社と密な連携を取りながら、最終的にツールを完成。試験を実施する人の手間を大幅に減らすことができ、大きな達成感とやりがいを味わいました。この案件に限らず、モノづくりにおいては、チームで取り組むことを重視し、人と人をつなぎ円滑に業務を進めることを心掛けています。そうした仕事の中でこそ自分らしさが発揮できると思っています。

将来の「なりたい自分」、そして夢を教えてください。

私はこれまで、SEとして多くのインフラ系の業務に携わり、多様な基盤技術の知識を吸収してきました。今後はそれら知見を活かしてプラットフォームやクラウド関連のスペシャリストを目指します。それが、今現在のなりたい自分像です。また、今年度からは新規営業企画担当という部署に着任しました。この部署は内閣府が提唱している「Society 5.0」を視野に入れた取り組みを進めることをミッションの一つとしています。「iQuattro」の取り組みもその一環です。「Society 5.0」は、情報社会(Society 4.0)に続く新たな社会であり、それはサイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させた超スマート社会、経済発展と社会的課題の解決が両立する、人間中心の社会とも言われています。現在すでに、AI/IoTやビッグデータ、DXなど、社会の在り方に影響を及ぼす技術が急速に進展しています。これら先端技術を持続的に吸収し、ITを通して「Society 5.0」が目指す、経済発展と社会的課題の解決の両立に貢献できる人材に成長していきたいと考えています。

プライベートでの
“自分らしい”瞬間

小学校から続けてきた野球は、今も健在です。社内の野球部でも活動していて、港区リーグに所属し、試合に向けて月1~2回練習をしています。ちなみにポジションはピッチャー。チームメンバーと一緒に、好きな野球をしているときが、自分らしくいられる時間です。

1日のスケジュール

9:00
自宅にて勤務開始
メールチェック、その他のコミュニケーションツールの内容チェック。本日の打ち合わせやToDoリストの確認。
9:30
朝会
チームメンバーの状況確認、作業指示。
10:00
進捗に関する打ち合わせ
お客様との定例ミーティング。案件開発の進捗状況を共有する。
11:00
デスクワーク(自作業)
自分がやるべき作業に取り組む。試験計画の検討、進捗管理など。
12:00
昼食
自宅で自炊することが多い。
13:00
社内の打ち合わせ
「iQuattro」に関わっている社内メンバーによる打ち合わせ。課題の抽出と共有など。
15:00
デスクワーク(自作業)
午前中に作成した試験計画に基づいて試験実施。試験向け環境構築及びリリース対応、その後試験結果の確認。
16:30
夕会
チームメンバーの状況確認、夕会以降のタスク確認。
18:00
業務終了
残っている作業の消化と翌日以降の作業調整を行い業務終了。その後、運動不足解消とストレス発散を兼ねて、近くの海辺を散歩。