Career Step

1年目〜
J-ALERT、マイナンバー・コールセンター案件の開発・保守を担当
弾道ミサイル攻撃に関する情報や、緊急地震速報、気象警報などの緊急情報を、全国の自治体に送信し、瞬時に伝達するシステムである「J-ALERT」、また、マイナンバーカードを紛失した際の、カード停止を申請するコールセンターが扱うシステム、それぞれの案件の開発・保守の担当に配属。以来、現在に至るまで、同じ案件を担当している。
2年目〜
上記案件に加えて、「WC Finder」案件も担当
「WC Finder」は、最近駅構内のトイレなどで見られる、トイレの空き状況を可視化するシステム。また。「J-ALERT」に関しては、上流の要件定義から基本設計、詳細設計、製造まで一連の仕事に携わるようになった。任される場面が多くなったことで、責任感が強くなった時期。マイナンバー案件では、マイナンバーのコンビニ交付を可能とするシステム開発に取り組んだ。
3年目〜
「J-ALERT」のシステム更改、大規模プロジェクトへの参加
1、2年目と同様の案件を担当。長いスパンで、同じシステムに対応してきたことから、入社3年目にして、これらの分野に関しては、担当チーム内の有識者の一人として認められる存在となる。この頃から、今に続く、大規模プロジェクトである「J-ALERT」システム更改のメンバーとなる。今まで培ってきたアプリケーション開発のスキルをフルに発揮している。

学生時代からITに興味があったのですか?

学生時代というより、私はかなり早くからIT業界に興味を持っていました。小学生の頃から理系分野が得意。ゲームなども好きで、パソコンに興味がありました。ある日、父親が開発に携わったチップが組み込まれた、音楽に連動して動くスピーカーを持ち帰ってきたことがあります。そのスピーカーにとても感動したのが、最初のきっかけだったでしょうか。以降、Webやスマートフォンの普及・発展に合わせて興味の幅も拡大し、大学も情報系を選択。システムソフトウェア、ネットワークやメディア技術、情報数理分野、プログラミングやアルゴリズム、数学や物理学まで学び、早い段階で、IT業界で働きたいと考えていました。ただし就活では、ソフトウェアやWeb系の開発に進みたいと漠然と考えていただけで、細かい仕事のイメージまではできていなかったと思います。当社に興味を持ったのは説明会がきっかけでした。全国の人が利用している大手銀行のシステム開発に携わっていることを聞き、自分も手掛けてみたいと思ったことが志望理由です。加えて、選考を通じてお会いする社員の方々が親身になって接してくれたことに感銘を受け、一緒に働きたいと感じ、入社を決めました。

現在の仕事内容を教えてください。

私は入社以来、現在に至るまで「J-ALERT」、「マイナンバー・コールセンター」などの開発・保守に一貫して携わっています。同じシステムといっても、時期や環境によってシステムに要請される内容も変化してきました。たとえば「J-ALERT」。情報伝達方法の基準変更や改元に伴う対応も求められました。「マイナンバー・コールセンター」案件でも、個人番号非表示による安全性の確保、カード発行状況の照会など、新たな機能が追加されています。そして現在、いちばん注力しているのが「J-ALERT」のシステム更改という大規模プロジェクトです。私自身はアプリケーションの更改を担当しています。従来のアプリはPCにインストールして使用されていましたが、それではPC占有になってしまう課題がありました。私が取り組んだのは、サーバ上で動くアプリの開発です。これによってユーザーはアプリをインストールすることなく、Webページにアクセスして操作することが可能になります。私のこれまで担当してきた案件は、主に機能変更・追加でしたが、今回はアプリ自体を根本から変える必要がありました。非常に苦労しただけに、SEとして大きく成長できた実感があります。

自分らしさを発揮できた、やりがいを感じた瞬間は?

“自分らしさ”、と考えたときに思い当たるのは、もともと几帳面な性格であることですかね。これは今の仕事に有効に働いており、要件定義での気づきや設計の細部まで検討する姿勢など、様々な開発の局面でプラスになっていると思います。今回の「J-ALERT」のシステム更改では、几帳面さから生まれた自分なりのアイデアや要素を組み込めることができ、自分らしく働けたとも感じています。特に画面作成は私にとってのハイライト。自分で満足いくまで詳細に作り込みました。作成後にチームのメンバーへ確認などで見せた際に、「いいね」と言っていただけたことが印象に残っています。私たちの仕事は、エンドユーザーから明確なフィードバックがくるわけではありません。だから、今回に限らず、自分なりの解決策や提案をして、チームメンバーから「いいね」をもらえたとき、達成感ややりがいを実感しますね。

今後の目標、「なりたい自分」を教えてください。

実際に見て触れる、動きが見えるアプリケーション開発に携わりたく、その希望を出して、今は想い通りの仕事に配属してもらえたと感じています。このアプリケーションの世界を究め、自分が作るもので、ユーザーが便利で使いやすいと感じるようなモノを生み出したいという想いがあります。お客様の考えを汲み取った的確な機能の実装や、ユーザーの目線に立ったユーザビリティの高い、使いやすいアプリケーションの実現を目指したい。その想いで入社して4年間、多くの知識、ノウハウを吸収してきました。今後はその力を基にして、お客様が何を実現したいかを把握して企画する、上流の工程に携われるエンジニアに成長したいです。そして将来は、より良いシステムを提供できるチームをまとめるマネージャーを目指したいですね。そのためにも、今は設計・開発業務をメインで行う中、知識の吸収、定着に力を注いでいます。チームメンバーからもらう「いいね」を、いずれはお客様から直接いただけるようになることを目標に、スキルアップに取り組んでいきたいと考えています。

プライベートでの
“自分らしい”瞬間

子どもの頃からスケートボードが好きで、大学時代からはロングスケートボードに興味を持ち、昨年購入しました。普通のスケートボードより長く、デッキが広いため安定したクルージングでのステップや、長さを活かしたトリックなど、普通のスケートボードとはまた違った楽しさがあります。

1日のスケジュール

9:30
自宅にて勤務開始
朝会、メールチェック、今日のToDoの確認。朝会では、前日の作業内容、今日の内容等をメンバーが報告、確認する。
10:00
朝会
チームメンバーの状況確認、作業指示。
10:00
見通しのあるタスクを実施
実現可能性が見通せているタスクを実施。設計、開発などで手を動かす作業が多い。
11:00
お客様と定例打合せ
「J-ALERT」のシステム更改案件に伴う打ち合わせ。基盤部分の更改は他社が担っているため、お客様、他社も含めて課題共有、進捗報告などを行う。
12:00
昼食
メリハリをつけるために、しっかり休憩をとる。
13:00
じっくり取り組むべきタスクを実施
午前は打ち合わせが多いため、午後は自分の作業に集中する。「じっくり取り組むべきタスク」とは、近い将来を見据えた重要案件。しっかり時間を取って、必要となる情報収集、検証など、スケジュールを組み立てて、自分のペースで取り組む。
18:00
業務終了
翌日の作業の確認や準備をして業務を終える。仕事が終われば、すぐにプライベートモードに切り替える。テレワークではオン、オフのメリハリが大切。