Career Step

1年目〜
大手金融機関システムの追加開発および保守を担当
大手金融機関システムと投資信託システムの結合案件を担当した。パスワード認証処理のコーディング、結合試験等を実施。また、大手金融機関システムの利用停止・利用停止解除案件も担当。主にコーディング業務だったこともあり、自分がプログラミングしたものが、インターネット上で動いていることに、率直に感動した。
2年目〜
大手金融機関のシステム更改開発を担当
要件定義からリリース後のバグ対応を含めすべて実施。要件定義工程では、コールセンター向けのサポートシステム案件の要件定義を主担当として行う。計100ページに及ぶ要件定義書を執筆して、顧客了承を得た。設計・開発工程ではオフショア(インド)のコントロールに奮闘。試験工程ではリーダーも経験し、多様な知見を得ることができた。
5年目〜
大手金融機関システムの拡張案件を担当
サブリーダーとして、国際送金に係るシステム開発を実施した。顧客および協力会社との調整をメインとして、サブリーダー業務に従事。リリース時の作業手順の見直しを率先して行い、不具合を事前に見出し対処したことで、顧客から高い評価を受けた。
7年目〜
入社以来、初めての部署異動で現部署へ
大手商社のクラウド移行案件に携わる。メールサポートツールのアプリ修正を実施し、顧客や開発会社の調整役を担った。多くの関係者と人間関係を築き、人脈を大きく広げることができた時期。また、ある企業への会計システム導入案件では、内部PMO(Project Management Office)のポジションとして、成果物のチェック等を実施した。成果物のチェック等を実施することで、スケジュールがタイトで大きな手戻りが許されない状況の中、手戻りを最小限に留められるよう調整力を発揮することができた。

学生時代に打ち込んだこと、そして入社動機を教えてください。

大学ではマーケティングを専攻しましたが、それ以上に打ち込んでいたのが、バレーボールのサークル活動です。幹部の一人として、約200名のメンバーとコミュニケーションを取り、サークル運営の円滑化に尽力しました。また、接客業のアルバイトにも力を注ぎました。接客中にお客様とコミュニケーションを取りつつ、追加注文を取る取り組みがあったのですが、数カ月連続で1位を取りました。就活では、IT業界の堅苦しくなくオープンな雰囲気に惹かれ、SE職を志望。さらに、手に職を付けられることも魅力的であり、コミュニケーションの部分では自分らしさを発揮できるとも思いました。当社の一次面接は東日本大震災発生の日で、強く印象に残っています。緊急事態の中にも関わらず、社員の方に丁寧な対応をしていただきました。その際感じたのが風通しの良さ。その後も会話を重ねる中で、この人たちと一緒に働きたいと思ったことが入社の決め手になりました。

現在の仕事内容を教えてください。

最近リリースした案件ですが、官公庁向けの健康管理アプリの開発です。これは訪日外国人に提供されるアプリで、私がこれまで経験したプロジェクトの中で、最も難易度が高いものでした。まず超短期案件であったこと。約半年間で新規のアプリをリリースする必要がありました。また、取り巻く環境に左右される要素があったため、要件を決めることに難航しました。さらに、初めて経験するアジャイル開発だったことも難易度を高めました。実装とテストを繰り返して開発を進めるアジャイル開発は、顧客との調整がうまくいかなければ、要件の変更により何度も作り直しが発生することもあり得ます。こうした状況の中、私の役割はコンソーシアム(数社共同によるプロジェクト)の窓口として、要件の確定・取りまとめをスピーディに進めることでした。顧客とも密に連携し、仕様確定や運用の確定に奔走。しかし、顧客への確認事項をコンソーシアム内で取りまとめても、顧客の回答は半分以上が保留。決定できないものは、仮決定としてメンバーと連携し開発を進め、要所要所で顧客とステークホルダーに品質を確認しながら進めることなど、やれることはすべてやり切り、開発を納期内に終わらせることができました。これまでの10年間で培ってきた仕事のやり方・ノウハウを注ぎ込んだ、エンジニアとして節目となる取り組みでした。

自分らしさを発揮できた、やりがいを感じた取り組みは?

官公庁向けの健康管理アプリの開発では、要件を顧客とすり合わせていく中で、「G.Sさんがコンソーシアムの窓口だったおかげで、プロジェクトが円滑に進んで良かった」とお褒めの言葉をいただきました。プロジェクトの円滑な進捗は、メンバー全員の努力の賜物ですが、その時は自分が認められているように感じ、大きな達成感を感じました。また、コンソーシアムの窓口という役割が、自分らしさを発揮させたとも思っています。大学時代、サークル運営やアルバイトを通じて、コミュニケーションスキルを培ってきました。「窓口」業務は、顧客や開発メンバーとのコミュニケーション自体が最大の任務といえるもの。自分らしさ、自分の強みがフルに発揮できたのではないかと思っています。また、アプリリリース後、現在までトラブルなく安定的に運用できていますが、ユーザーからアプリのフィードバックで「★5つ」をもらえると、とても嬉しく、思わず顔がほころびますね。

今後の目標と将来の夢を教えてください。

一つはリーダークラスの仕事や、技術面での課題を数多くこなして、尊敬する上長のようにマネジメントできる人材に成長することです。尊敬する上長は、一言でいえば「引き出しが多い」。だから多角的な視点で物事をとらえられるし、引き出しの中には多様なスキルも入っています。今、私が目指したい姿だと思っています。開発面では、今回初めて経験したアジャイル開発を今後も続けていきたいですね。経験して感じたのは、アジャイル開発には知識と経験に裏付けられたスキルが必要だということ。アジャイル開発は顧客と近い場所で行われるため、顧客の要望を理解して調整するスキル、あるいは、顧客の声をスピーディにシステムに実装できる技術力が必要です。それらを、入社後の10年間で吸収してきたと思いますし、顧客に密に関わることが求められるアジャイル開発には、コミュニケーションスキルが欠かせません。私にとても合っている開発手法だと考えています。これまでオープン系の開発に主に携わってきました。今後もこの領域を深耕し、自分の専門領域としたいと思っています。

プライベートでの
“自分らしい”瞬間

会社の先輩と北海道に行った際の写真です。先輩の実家でゆっくり過ごさせていただきました。このように、プライベートでも社員同士の交流があるのが当社の特徴。旅行以外でも、社内のバスケ同好会に参加したりもしています。

1日のスケジュール

9:00
自宅にて勤務開始
メールチェックを行うとともに、TeamsやBacklogの確認。
9:30
プロジェクト全体の朝会およびチーム内の朝会
官公庁向け健康管理アプリの開発は、最初から最後までフルリモート。そのため、朝会等のコミュニケーションは毎日欠かせない。
10:30
試験実施
開発用のスマホで試験を実施する。メンバーから不具合の連絡があった場合は、随時内容を確認して、バグ修正担当に受け渡す。また試験の状況の取りまとめも随時行う。
12:00
昼食
昼食が終われば、軽い昼寝で午後に向けて鋭気を養う。
13:00
顧客との週次打ち合わせ
自分から議題があれば打ち合わせ向けに資料を作成して、説明。
14:00
試験実施続き
午前中の試験の続きを実施。この日、不具合が見つかったが、バグの影響と修正の期間等を考えると、顧客に許容してもらわねばならない内容。そのため、顧客向けの報告資料作成へ。
15:00
報告資料執筆
顧客向けのバグ報告資料の作成。正確性を期すため、開発会社と会話しつつ進める。
17:00
プロジェクト内の夕会
夕会も毎日行う。この日は試験で発生したバグについて、プロジェクト内で共有を図る。
19:00
顧客との夕会
プロジェクトマネージャー層と顧客で毎日実施している。通常は不参加だが、この日は試験で発生したバグの報告を行い、対処不要で了承された。
19:30
業務終了
開発会社やプロジェクトメンバーと、バグは対処不要とする旨を共有して業務終了。