NTTデータフロンティアでは、様々な働き方、価値観を持つメンバー同士が、
協力し合いながら業務を推進しています。
ここでは、子育て中の社員に集まってもらい、そんなNTTデータフロンティアの働きやすい環境や、
それぞれが感じている働きがいを語り合ってもらいました。

Talk Member

第2子誕生時に育児休業を取得

K.Y

ビジネス企画担当
主任
会計専門職研究科
2011年入社

育児シフト勤務を活用中

A.T

第一システム開発本部 第二開発部 基盤技術担当
主任
高等専門学校 情報工学科卒
2009年入社

産休・育休を3度取得

Y.O

第一システム開発本部 第一開発担当
主任
人文学部 フランス文化学科卒
2006年入社

育児フレックス勤務、時短勤務を活用

Y.Y

第二システム開発本部 第一開発部 第一開発担当
課長
法学部卒
2004年入社

仕事と育児をどう両立しているか?

Y.Y 入社10年目に産休・育休を取得し、子どもの保育園時代は育児フレックス勤務を活用しました。育児フレックス勤務のメリットは、事前に業務を調整すれば、家庭の都合で勤務時間を変動させられること。私の業務は月内で繁忙期と閑散期の波がありますが、閑散期は育児にいつもより多くの時間を割けたことで、仕事と育児の両立がしやすかったですね。

Y.O 育児フレックス勤務、いいですよね。3度目の産休・育休から復帰して2年目の今活用中です。コロナ禍以降、週3回のテレワークで在宅時は7.5〜8.5時間勤務、出社時は6.5〜7時間勤務で、月トータルで7.5時間勤務×営業日数という形で働いています。この他、時短勤務、育児シフト勤務など育児のための制度を色々使って両立してきました。

K.Y 育児フレックス勤務は、男性も活用できるんですか?

Y.O 子どもが小学校3年生になるまで活用できますよ。

K.Y それなら使おうかな。

Y.O これまではどんな制度を活用していますか?

K.Y 第2子誕生時に、妻が切迫早産で自宅安静となり、私が育児・家事を引き受けることになったため、1カ月間、完全テレワークで勤務しました。テレワークのメリットは中断勤務ができること。おかげで、中抜けして、長男の幼稚園の送り迎えができました。加えて、ライフプラン休暇や特別休暇、育児休業も組み合わせて利用し、短時間勤務を選択せずに、実質、短時間勤務で働いていました。

Y.O 今や男性の育休取得率は30%を超えています。今後はスタンダードになっていくと思います。

A.T 私は一昨年、産休・育休から復帰後、短時間勤務を活用。5時間勤務から始めて、今は6時間勤務です。また、用事があるときは、勤務開始時間を30分ずつずらすことができるシフト勤務も利用しています。

K.Y 私も第一子誕生時に妻が3週間ほど入院した際は、シフト勤務を利用して、業務終了後にお見舞いに通いました。

キャリアを見据え、活き活きと働くためには?

A.T 産休前に参加した、NTTデータグループの「共働きセミナー」では、復帰後、昇進された方のお話を聞くことができて心強かったです。特別な努力をしなくてもキャリアを目指せるし、自分もそのような働き方ができるのだと。

Y.Y 今、短時間勤務で働く中でも、当たり前にキャリアアップを目指していますよ。例えば、上司に面談で「取得したい資格があるので、こういう仕事にアサインしてください」と伝えて、叶えてもらったのもその一環です。

Y.O 周りに複数のお子さんがいて働いている方も結構いるのもあって、1人目、2人目、3人目と子どもが増えても、働きつづけることに不安はなかったですね。ただ、以前よりも短い時間の中でどうしたらそれまで通りのアウトプットを出せるか、というのは大きな課題でした。そこで、家庭では、子どもが風邪を引くなどの緊急時にどうするか、家族内で共有しておいたり、仕事では、今日どこまでやるかタイムリミットを設けたり。様々な工夫をすることで、以前と遜色ないアウトプットが出せていると思います。

Y.Y 子どもが風邪を引いて仕事を休む場合に備えて、メンバーみんなが見られる共有フォルダーに、「自分が休んだとき、誰に業務を振り分けてどう進めてほしいか」を数日分メモしておくのは役立ちました。

A.T なるほど。ぜひ、取り入れたい工夫です。

K.Y そのやり方はフロンティアの風土に馴染みますよね。みんなで進捗を共有して業務を進めていくのが常だし、自分が休んだときでも、メール1本、電話1本でメンバーに話が通じておくようにすることが求められます。さらにリーダーになると、任せられる人をつくりましょうと言われますし。

Y.O 一人で抱え込まないことが、自分のためにも、チームのためにもなるんですよね。

A.T 常にメールのやり取りでCCにメンバーを入れているので、自分一人が抱え込むことはないですね。テレワークでも自宅で子どもの世話をしながら、時々チャットを見て、何かあれば対応したりできるし。子育て中の方はもちろん、いろんな事情を持つメンバー同士でも、もともと働きやすい環境と言えますね。

育児経験を通して得たものとは?

Y.O 1週間、1カ月の単位で、「今はこういう状態だから、次はこうしなければならない」と先を見ながら、かつ短い時間でできる限りのことをやる習慣が身につきました。

K.Y 私はもともと、仕事最優先で自分が手を動かすのが大好きなタイプだったんです。でも、育児休業を取得したときに、他のメンバーに任せて業務がうまく回ったことで、「任せられるんだ」と実感でき、考え方が変わりました。組織で仕事を進めるときは、一人で頑張るよりも、他のメンバーに任せながら進めた方が絶対に効率がいいし、いろんな視点を持つメンバー同士が協力し合った方がアウトプットの質も向上するのだと。そういう経験を得られたのは、私のキャリアにとってすごくプラスになったなと思います。

A.T 復帰後、上司に言われたのは、「効率が上がったね」という一言。産休前まではすごく残業していたんです。でも、短時間勤務だと時間に限りがあるので、自分の中でパズルみたいに、これらのタスクを組み合わせて、どうしたら時間内で遂行できるか考えながらやるようになって。自分でも成長を実感しています。

Y.O 具体的に、どのようなところが育児休業前と比べて変わったの?

A.T はい。今振り返ると、それまでは依頼される仕事を、深く考えずに次から次へと取り組んでいて、無駄に時間がかかっていたんですよね。それが、仕事を依頼されたタイミングで、今日やらなければならないことは何なのかなど、自分で整理する時間を設けるようになったのは大きいです。

Y.Y 依頼された瞬間に整理するというのは効果的ですよね。私はその時点で、自分の1週間の中で、どの時間にどのタスクをやるか、先に決めてしまいます。とはいえ、それは次の新たなタスクが生まれたときは変わるかもしれない。その場合は、自分の1週間の持ち時間が溢れてしまうので、他のメンバーに頼みます。

K.Y 私たちSEが携わっている開発プロジェクトは段取り力が重要。私は育児休業経験後、その段取り力が上がったと感じています。私はリーダーを務めていますが、自分プラス他のメンバーを含めた段取り力を上げることは、マネジメント力の向上につながりますね。SEからプロジェクトマネージャーにステップアップしていく際もこの経験はすごく役に立つと思います。

それぞれの価値観を認めた先に生まれるものとは?

Y.Y 私は短時間勤務で働いていますが、働き方が異なり、価値観も多様な他のメンバーにも、週45時間勤務までという限界はあり、誰しもリミットがあることには変わらないと考えています。そこで大切なのは、それぞれの限られた時間の中で、どうやってメンバー同士で、より高品質かつ効率的にプロジェクトを進めていくか。そこにお互いの焦点を当てるようにしています。

Y.O いろんな背景を持つ、いろんな考え方の人たちと仕事をするわけですが、仕事には必ず目的があります。その目的をまず共有することが大事ですよね。その上で、それぞれの価値観を認め合い、みんなで意見を出し合いながらやっていくことで、より良いものが生まれるのだと思います。

K.Y その通りですね。共通の目的に向かって、いろんな立場の人が協力し合って業務を進めるというのは、フロンティアの開発現場では当たり前のこと。フロンティア社員だけでなく、協力会社さんもいれば、オフショア開発(海外の事業者)もあり、普段から文化の異なる人と一緒に仕事をしています。ダイバーシティという言葉がクローズアップされる前から、フロンティアはダイバーシティを実現していると思います。

A.T 日々の業務の中で価値観の違いを意識したことはないですね。より良い仕事の成果を出すために、普段からみんなが意見を出し合っているので、日常的にお互いの価値観を尊重しながら仕事ができていると思います。

K.Y 今まで通り、働き方も価値観も異なる人たちが協力し合い、それぞれの持ち味を発揮することで、より良い成果を出していく。それが実現できることがフロンティアの強みですね。