【業務フロー】らしさをつなぐ、想いのリレー
Workflow
巨大な銀行システムを
数千万人が利用する巨大な銀行システム。その安定稼働の裏側には、役割も年次も異なるエンジニアたちの熱い「想い」があります。一筋縄ではいかない大規模開発において、彼らは何を信じ、どうバトンをつないでいるのか。4人の視点から、当社の「らしさ」を紐解きます。
対外接続システム担当
2016年⼊社
経済学部 経済学科卒
1500万人の「使いやすさ」を、
妥協なき品質で形にする。
Q. プロジェクトにおける役割は?
約1500万もの口座登録がある大手銀行のスマートフォン向けアプリ開発において、マネジメントを担っています。複数の案件が並走するなかで、スケジュール管理や品質レビューを行い、協力会社や中国のオフショア拠点と連携して開発を進めるのが私の役割です。サーバー担当や試験担当など、多くのチームが作り上げた成果を、最終的にアプリという一つの形に統合してお客様へ届ける重要なポジションです。
Q. どんな「想い」で向き合ってる?
「金融機関ならではの信頼性」と「スマホアプリに求められる利便性」の両立を常に意識しています。銀行システムはミスが許されない厳しい世界ですが、一方でエンドユーザーからはアプリの使い勝手も厳しく評価されます。SNSの声やストアのレビューにも目を通し、エンドユーザーの切実なニーズも汲み取り、高品質かつ期待を超える価値を届けることに情熱を注いでいます。
Q. 印象的な出来事は?
スマホアプリチームの立ち上げ初期、先輩や後輩と手探りで開発に挑んだ日々が原点です。当時は設計書のフォーマット一つとっても正解がなく、仲間と何度も何度も議論を重ねて試験項目を一つずつ作り上げました。あのとき、ゼロから泥臭く積み上げたプロセスが、現在のチームの揺るぎない礎となっています。その結果、かつては5点満点中1点だったストア評価を4点にまで引き上げられたことは、チーム全員の大きな自信になっています。
Q. 「想い」をどうつないでいく?
多くのチームがつないできた「想い」を、エンドユーザーに最も近い場所で届ける最終走者としての責任を全うしたいです。私たちのアプリは、人々の生活に欠かせない日常の一部。だからこそ、内部の複雑な仕組みを意識させないような、滑らかで心地よい体験を提供し続けたいと考えています。仲間たちが必死に守り抜いた品質というバトンを、最高のユーザー体験という形に変えて、これからも社会へつないでいきます。
対外システム担当
2020年新卒入社
理工学群卒
ミスの可能性に先回りし、
不具合の芽をつみ取る。
Q. プロジェクトにおける役割は?
Webアプリケーション開発の業務担当として、インターネットバンキングや通帳アプリの機能拡充を担っています。お客様の要望を設計に落とし込み、協力会社と連携してシステムを形にするのが私の役割です。最近では、利便性を高めるパスキー認証の導入なども担当しました。巨大なシステムのため、他部署との細かな仕様調整やインターフェースの整合性を保つ舵取り役も務めています。
Q. どんな「想い」で向き合ってる?
「システムを絶対に止めない、バグを出さない」という強い想いを持っています。数千万人が使うインフラにおいて、認識のわずかなズレが重大な障害につながりかねません。そこで、お客様との対話では専門用語を避け、目線を合わせて会話することを徹底。またテストの際は、マトリックス図を用いて膨大な口座パターンを網羅。リスクの排除に努めることで、安全・安心な品質を積み上げることを意識しています。
Q. 印象的な出来事は?
試験時に、他システムとの連携でエラーが発生した際のことです。実は連携先の仕様書が更新されており、旧版で実装していたのが原因でした。銀行・協力会社・外部システムの三者が関わる複雑な状況でしたが、仕様書にない特殊な挙動についても、関係者間で粘り強く状況を共有し、丁寧なコミュニケーションを重ねることで乗り越えました。関係各所とのすり合わせの重要性と、連携の難しさを改めて痛感した出来事です。
Q. 「想い」をどうつないでいく?
システムが巨大で複雑だからこそ、自分一人で解決できることには限界があります。だからこそ、設計や試験で行き詰まったときにチームで知恵を出し、助け合うことが大切です。立場が異なる関係者とも、共通の言葉で丁寧に認識を合わせ、一つひとつの課題を解消していく。その積み重ねが、数千万人の利用者が安心して使えるシステムを形にするための、最も確実なバトンになると信じています。
対外接続システム担当
2016年新卒入社
理工学部 情報科学科卒
「担当間の隙間」を思いやりで埋め、
プロジェクトを円滑に動かす。
Q. プロジェクトにおける役割は?
試験調整担当として、複数の開発案件が並行するなかで、限られた試験環境をどのチームがいつ使うかといった「交通整理」を行っています。大規模なシステムでは、機能ごとに担当が細かく分かれているため、どうしても各担当の間に「誰がやるべきか曖昧なタスク」が生じがちです。私はそうした隙間に落ちそうな課題を拾い上げ、関係各所と調整しながら、プロジェクト全体が滞りなく進むよう舵取りをしています。
Q. どんな「想い」で向き合ってる?
大切にしているのは、相手への「思いやり」です。巨大な組織では、自分の担当範囲を全うしようとするあまり、隣のチームの状況が見えなくなることもあります。だからこそ、私は「ここからは自分の仕事ではない」と線を引くのではなく、プロジェクト全体の利益を最優先に考え、誰も拾わないグレーゾーンの作業も自ら引き受けるようにしています。その一歩踏み込む姿勢が、チーム間の信頼を繋ぐと信じているからです。
Q. 印象的な出来事は?
かつてお世話になった先輩の姿が、今の私の原点です。その方は、どんなに多忙でも周囲で困っている人がいれば必ず手を差し伸べ、自分の担当外の相談にも親身に乗っていました。その背中を見て、「プロジェクトを成功させるために、自分に何ができるか」を広い視野で考える大切さを学びました。こうした利他的な姿勢こそが、プロジェクトを円滑に進めるための隠れたキーファクターになるのだと実感しています。
Q. 「想い」をどうつないでいく?
私が先輩から受け取った「全体に貢献しようとする想い」を、今度は私が行動で示し、後輩たちへつないでいきたいです。一つひとつの作業に思いやりを乗せ、次工程の人が少しでも楽になるようにバトンを渡す。そんな小さな積み重ねが、組織間に垣根ができることを防ぎ、より良いシステムづくりにつながると考えています。この想いを実践しながら、「Y.Yさんがいれば安心」と言ってもらえるような存在を目指していきたいです。
基盤技術担当
2007年新卒入社
理学部 物理学科卒
「動いて当たり前」を支える誇り。
強固な土台を次世代へつなぐ。
Q. プロジェクトにおける役割は?
システムの心臓部であるインフラ基盤の構築に携わっています。つい最近では、システム更改に伴う50台以上のサーバー入れ替えなどを担当。アプリケーションが正常に動作するための土台を作る仕事であり、性能やセキュリティまで考慮した強固な設計が求められます。基盤の遅れはプロジェクト全体の停滞に直結するため、常に全体スケジュールを意識しながら、高品質な環境を予定通り提供することに全力を注いでいます。
Q. どんな「想い」で向き合ってる?
「システムを止めてはならない」という使命感を胸に、プロジェクトに臨んでいます。長年、銀行システムに携わってきましたが、社会インフラを支える責任の重さは今も変わりません。基盤のスペシャリストとして、新しい技術や製品知識の研鑽を怠らず、不測の事態にも動じない安定した土台を作り上げること。表舞台に立つことは少なくとも、「動いて当たり前」という世の中の信頼を、技術の力で背負い続けることを大切にしています。
Q. 印象的な出来事は?
試験環境の構築中に予期せぬトラブルが重なり、スケジュールが逼迫したときのことです。焦りが生じる状況でしたが、協力会社を含む全メンバーで朝会・夕会を実施し、知恵を出し合って一つずつ問題を解消しました。また、基盤が整うのを待つ開発グループに対しても、その時点で渡せる情報を細かく共有し、作業を前倒しできるよう連携を工夫しました。泥臭い調整を重ねることで、スケジュールの巻き返しと品質確保を実現した経験です。
Q. 「想い」をどうつないでいく?
NTTデータフロンティアの強みは、どんな困難があっても最後までやり遂げる責任感にあると感じています。インフラはすべてのアプリケーションが乗る土台だからこそ、誰よりも強い責任感を持ってプロジェクトに臨むことが重要。私自身がその姿勢を最前線で体現し続けることで、確かな技術と「責任感の連鎖」を次世代へつなぎ、巨大な銀行システムをこれからも支え続けていきます。