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スペシャリストとは

スペシャリストとは、特定領域において社内外から高度な専門性を認められ、その知識・技術・経験を武器に、組織やプロジェクトに新たな価値をもたらす人財のことです。
単に“詳しい人”ではなく、難易度の高い課題や前例のない領域に対して、自ら設計し、導き、成果を生み出せる“技術の中核”。
そして、周囲と共創しながら次のスタンダードをつくる“未来を切り拓く役割”を担います。

スペシャリスト認定制度とは

スペシャリストの定義

特定分野において社内外から認められる高度な専門能力を発揮し、専門的・共創的な職務遂行を通じて、優れた成果を創出する人財。

認定基準
  • 特定領域での経験・業務実績、ならびに資格を有していること
  • P-CDP(AP-SP/IT-SP/IT-SMなど)アソシエイト以上を保有
  • 求められる専門性スキル
    • 設計方針の立案
    • 適切なフレームワーク活用
    • サーバ/データベース/ネットワーク/セキュリティ領域の高度な知識・実務経験
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FRONTIER SPECIALIST図鑑

体験価値を最大化するUI/UXで、
ビジネスを加速させる。

サービスデザイナー
M.K.
第三開発本部 技術戦略担当
2012年新卒入社
理工学部 情報化学科卒

Q. なんのスペシャリストか

私は、魅力的な顧客体験を設計する「サービスデザイナー」です。UI/UXのスペシャリストとして、新規事業・サービスをアプリやシステムに落とし込む際の画面設計を中心に担当し、既存サービスのユーザビリティ改善も行っています。業務の流れとしては、要件定義の段階から「画面デザインも一緒に考えてほしい」と依頼されることが多く、ワイヤーフレームの作成からFigmaというツールを用いたデザインまで一貫して担当します。デザインといっても、単に見た目を整えるだけではありません。常に「人間中心設計」を徹底し、ビジネス企画に近い立ち位置でユーザー体験の根幹から関わることを大切にしています。

Q. これまでの経歴

入社以来SEとしてキャリアを積んできましたが、転機は3年目に携わった就職情報サービスの開発案件でした。顧客に伴走するITディレクターとして、要件定義から設計、製造、運用までプロジェクトマネジメントに携わり、2年間いわば超上流の工程に身を置きました。この経験がユーザー目線を意識し、UI/UXの大切さを実感する大きなきっかけとなったんです。
その後もSEとして実績を重ね、2019年からついにUI/UX業務を担当することに。デザインの専門教育は受けていなかったため、資料や本を読み漁り、優れたアプリやシステムを研究したほか、カラーコーディネーター検定のアドバンスクラスを取得するなど自己研鑽に努めました。2022年には社内のスペシャリスト認定を取得しましたが、今もInstagramなどでデザインをチェックし、日々のインプットを欠かさないようにしています。

Q. 今、どんな分野で何に向き合っているか

現在は金融分野の新規事業企画チームにあるUI/UX専門部隊に所属。私を含め3名のサービスデザイナーがいます。いずれのメンバーも美大出身ではありませんが、SEとしての開発経験を生かしたデザイン提案を行うことで、独自の価値を発揮しています。
最近の仕事で印象的だったのは、ある金融機関の画面デザイン案件です。急遽プロジェクトに加わり、2週間で他社事例との比較を交えた提案書を作成し、アプリのトップ画面をプレゼンしました。お客様から「こんなデザインを求めていた」と喜んでいただけた際は、イメージに合致する提案ができた手応えを感じました。今後も引き続き、サービスデザイナーとしての存在価値を発揮していきたいです。

Q. NTTデータフロンティアにいる理由

IT企業内でシステムに精通しながら、新規事業立ち上げのフェーズからUI/UXデザインに携わることができる環境は、そう多くありません。給与面も含めて、非常に恵まれた環境だと感じています。働く環境にも満足しており、社風の面ではやりたいことや、やりたくないことを率直に口にできる風通しの良さがあります。
また、一人ひとりのキャリアプランを尊重し、サポートしてくれる上司の存在があったからこそ、今の私はサービスデザイナーになれました。現在は週4日のリモートワークを活用するなど、個人のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができている点も魅力的です。

金融アプリの普及と進化を、
エンジニアとしての成長機会に。

モバイルアプリエンジニア
K.Y.
第三システム開発本部 第二システム担当 第一システム
2000年新卒入社
教育学部卒

Q. なんのスペシャリストか

金融機関向けスマホアプリの開発と運用、そして社内への技術普及を担うスペシャリストです。かつては「おまけ」のような立ち位置だったスマホアプリも、今やブラウザを凌ぐメインチャネルへと成長しました。私はその黎明期から開発に携わり、多くの金融機関が利用する共同システムのベースを築いてきました。ベンチャーのような小回りの利くスピード感と、金融機関に不可欠な堅牢なセキュリティ。当社は、この相反する要素を高い次元で両立できる数少ない会社です。近年はセキュリティの脆弱性克服や利便性向上へのニーズを背景に、最新の生体認証の実装にも注力しています。ユーザーの手に直接触れる部分だからこそ、一切の妥協は許されません。培ってきた技術力で、安心と便利さを届けています。

Q. これまでの経歴

2000年に入社し、当初は金融機関の情報系システムや不動産管理、証券会社のシステムなど、多様なフロントエンド案件を経験してきました。大きな転機はオープンソースの普及期です。「これからオープンソースが来る」と直感し、自ら手を挙げて未知の領域へ飛び込みました。当時はまだ社内に技術的な蓄積も少なく、端末とサーバのリアルタイム通信を実現するだけでも一苦労でした。失敗を恐れず、新たな手法でいかに苦労をスキップし効率化できるかを模索し続ける日々。その後、スマートフォンの拡大に伴い、自身の担当領域もスマートフォンへとシフトし、現在は金融機関向けアプリ「MyPallete」にて、仕様調整から維持管理までを幅広く担当しています。一歩ずつ、誠実に積み重ねてきたのは、技術への純粋な好奇心に他なりません。

Q. 今、どんな分野で何に向き合っているか

現在はスマホ技術の標準化と、その知見を社内教育コンテンツとして広める活動に力を注いでいます。AndroidやiOSは毎年進化し、仕様変更への対応は常に「出たとこ勝負」の連続です。新OSの影響を精緻に洗い出し、端末ごとに異なる細かな挙動の差を泥臭く検証していく。こうした地道な検証の繰り返しこそ、実はアプリ開発の本質かもしれません。何より心掛けているのは、難しい専門用語を誰にでも分かる言葉に変換して共有することです。心理的安全性を確保すること。笑顔を忘れないこと。後輩たちが楽しみながら、のびのびと技術を磨ける環境を提供したいと考えています。大切にしているのは、共に歩む姿勢です。

Q. NTTデータフロンティアにいる理由

金融のフロントエンドを追求する上で、これほど恵まれた環境はありません。グループが持つ膨大な知見と、長年培ってきた「信頼」というバックボーン。これらがあるからこそ、私たちは勇気を持って攻めの開発に挑めます。福利厚生が整い、安定した土壌があるからこそ、エンジニアは探究心を存分に発揮できるのです。やりたいと声を上げれば、有志の勉強会や技術発信も自由に形にできる社風があります。社会のインフラを支える重責と、新しいガジェットや技術を楽しむ遊び心。その両方を無理なく大切にできるこの場所が、私はとても気に入っています。過度に気負わず、自然体で専門性を発揮できる。それが、この会社の魅力ですね。

大規模プロジェクトの羅針盤となる、
システム全体の設計図を描く。

ソフトウェアアーキテクト
Y.Y.
第三システム開発本部 第二開発部 第一開発担当
2002年新卒入社
工学部 電気工学科卒

Q. なんのスペシャリストか

大規模で複雑なプロジェクトにおいて、システム全体の設計図(アーキテクチャ)を描く専門家です。個別の機能を作るのではなく、OSやデータベース、各種ライブラリをどう組み合わせればお客様の要望を最も高いレベルで実現できるか。その全体構造を定義し、最適な技術や手法を上流工程で検討するのが私の役割です。システムの最適解を見極めるこの仕事は、プロジェクトの羅針盤に近い存在かもしれません。もしアーキテクトが機能しなければ、開発現場に混乱が生じ、プロジェクトそのものが大きな壁に突き当たってしまうでしょう。全体の成功を左右する重大な役目だからこそ、一つひとつの要素を丁寧に積み上げ、システムとしての形を整えていくことに大きな手応えを感じています。

Q. これまでの経歴

2002年に入社した当時はプログラミングの知識はほぼゼロの状態でしたが、現場で学びながら銀行向けシステムなどの多種多様なプロジェクトで経験を積んできました。転機となったのは、さまざまなシステムの更改案件において、上流工程からシステム全体の方針を検討する役割を担うようになったこと。各プロジェクトで培った幅広い知識が、アーキテクトとしての「全体を俯瞰する視点」に繋がったと感じています。私は正直なところ、今もプログラムを書くことはあまり得意ではありません。しかし、各技術の理屈を理解し、パズルのように最適解を導き出すこの道に出会えたことで、自分に合った専門性を少しずつ形にできました。一歩ずつ歩んできた結果が、今のスペシャリストとしての仕事に結びついています。

Q. 今、どんな分野で何に向き合っているか

現在は生成AIやノーコード開発といった、開発のあり方を変える新技術の検証に注力しています。例えばAI支援ツールの「GitHub Copilot」は、開発スピードを高める大きな可能性を秘めています。ただし、AIの回答が常に正しいとは限りません。だからこそ、出力されたものが妥当かどうかを判断できる技術的な裏付けが不可欠です。私自身、AIを使いこなしつつも、裏側で何が起きているのかを把握しておくことを大切にしています。また、社内の技術者コミュニティ「エフテック」などを通じた知見の共有も行っています。メンバーが技術の面白さを実感し、自らの選択肢を広げていけるよう、私にできるサポートを地道に続けていきたいと考えています。

Q. NTTデータフロンティアにいる理由

この会社には、特定分野に特化しすぎず、多種多様な業界や手法にチャレンジできるフィールドの広さがあります。世界最大級のシステムから、スピード感が求められるアジャイル開発まで、経験できる幅は想像以上に広大です。また、スペシャリスト認定制度という仕組みが整ったことも、私にとっては大きな転機でした。マネジメントだけでなく「技術を極める」という道が示されたことで、自分自身のキャリアをより前向きに捉えられるようになったと感じています。専門家への門戸は、文系・理系を問わず誰にでも開かれています。知的好奇心があれば、活躍の場は必ず見つかるはずです。

AWS12冠の「引き出し」は、
自らの武器であり、後進へのバトン。

インフラエンジニア
O.T.
第三開発本部 技術戦略担当
2012年新卒入社
理工学部 情報化学科卒

Q. なんのスペシャリストか

私が専門とするのは、インフラ設計とクラウド基盤構築です。現在は大手クレジットカード会社や金融機関を対象に、パブリッククラウドへの移行や、長年稼働してきたレガシーシステムの刷新を複数担当しています。業務では単にシステムをつくるだけでなく、お客様と対話を重ね、最適な構成を模索しながら設計・構築を進めることを大切にしています。AWSサミットなどで公開された最新情報も、利用するメリットがあればすぐに適用を検討する。こうした日々の積み重ねを通じて、業務の効率化や運用コストの削減をお手伝いしています。分からないことをそのままにせず、解決の糸口を見つけ出すプロセスは何度経験しても楽しいものです。お客様の期待に技術で応えることが、今の私の大きな原動力になっています。

Q. これまでの経歴

2012年に入社した当時はアプリケーション開発を志望していましたが、当時の上司にインフラエンジニアへの適性を見出され、この道に進みました。技術進化が極めて激しいこの世界は、幸いにも自分の性に合っていたようです。キャリアの初期にはNTTデータのクラウドサービス「Open Canvas」の立ち上げから参画し、金融機関向けの厳しい要件とクラウドの柔軟性を両立させる難題にも挑んできました。その後もリーダーとして大規模案件を牽引し、2024年にはAWS認定資格12冠を達成しました。これは公式の全12種類の資格をすべて取得する「全冠」という状態。実務の知識だけでなく、現場では触れない高度な知見も「自分の引き出し」として備えておきたかったんです。今では会社を代表する有識者の一人とされ、最新技術をプロジェクトに取り込む役割を担っています。

Q. 今、どんな分野で何に向き合っているか

現在はAWSに加え、生成AIなどの先端技術領域に取り組んでいます。社内の技術力向上のための「AWS塾」では講師を務めつつ、自らも受講者として、Amazon Bedrockという基盤モデルを用いたAIチャットアプリを半年かけて開発しました。また、社内の技術コミュニティ「エフテック」を立ち上げ、座談会やブログ執筆を通じてナレッジの共有にも力を注いでいます。後進の育成で大切にしているのは、若手が「ただ言われた通りに動く」のではなく、技術の面白さを実感しながら自律的に動ける環境を整えることです。メンバーが主役として輝けるよう、私はそのための舞台を整え、そっと背中を支えるサポート役に回る。そんなスタンスを理想としています。

Q. NTTデータフロンティアにいる理由

この会社の良さは、エンジニアの「突き詰めたい」という想いを尊重し、背中を押してくれる風土にあります。AWSの全資格取得に挑んだ際も、会社が全面的に受験費用などを応援してくれました。また、上長との距離が近く、個人の事情にも親身に寄り添ってくれる温かさがあります。そうした周囲の支えがあって初めて、私は日々の業務に集中できているのだと感じています。NTTデータグループの大規模案件に参画しながら、最新技術を吸収し、それを社内に還元していく。自分の得意なことで周囲に少しでも貢献できる今の環境は、私にとって非常に有り難いものです。技術を愛する一人の人間として、これからもこの場所で、仲間と共に一歩ずつ歩んでいければうれしいですね。

最新の生成AIも研究・活用する。
開発プロセスをアップデートするために。

ソフトウェアプロセス
M.A.
第三システム開発本部 第一開発部 第一開発担当
2005年新卒入社
文学部 文芸専修卒

Q. なんのスペシャリストか

私が担っているのは、「ソフトウェアプロセス」のスペシャリストとしての役割です。システム開発のさまざまな工程において、ドキュメントの作成ルールや見積もりの作り方、品質管理のあり方などを整え、社内に展開しています。現在は、生成AIをどのように開発プロセスへ組み込めるかというテーマにも向き合っています。こうしたプロセスの専門家が各プロジェクトを横断的に支援し、組織全体に「横串」を通すことで、開発の進めやすさや品質をいっそう高めることができます。最前線の研究で得た知見を各現場へ周知し、NTTデータグループ全体の開発力が向上していくことに大きなやりがいを感じています。

Q. これまでの経歴

2005年に入社した当時は文学部出身ということもあり、コールセンター・会員管理システムなどの開発においてお客様調整を中心に担当していました。転機となったのは、入社6、7年目の頃です。あるプロジェクトで工程が混迷し、ドキュメントの定義すら曖昧なまま進んだ結果、深刻な遅延を招くという苦い経験をしました。「今これを決めておくべき」と勇気を持って進言できる人がいれば、プロジェクトはもっと円滑に回り、みんなが気持ちよく働けたはず。その想いから、2014年に自ら志望して標準化を担う部署へ異動しました。以来、一貫して「現場が正しく回るための仕組み」を追求し続けています。

Q. 今、どんな分野で何に向き合っているか

現在は、生成AIをソフトウェアプロセス分野でどう活用していくかという研究や、その知見を広める研修に注力しています。AIによるテスト工程の自動化など、凄まじいスピードで進化する技術をいかに自分たちの会社に合った形へ最適化するか。日々、文献調査や実験を繰り返しています。指導において大切にしているのは、「手段と目的をはき違えないこと」です。効率を良くするために生成AIを導入しても、現場の負担が増えては意味がありません。何を実現したいのかという「目的」を一番に考え、時には手書きの方が良ければそれを選択する。そんな柔軟で本質的なアプローチを、次世代のメンバーにも伝えていきたいと考えています。

Q. NTTデータフロンティアにいる理由

この会社は、金融や公共といった社会を支える大規模システムから、最新の生成AI研究まで、経験できるフィールドが非常に多岐にわたります。私のようにNTTデータの研究部署と連携して、グループ全体の標準を形作るような仕事に挑戦できるのも、この環境ならではの魅力です。また、やりたいことを伝えると汲み取ってくれる懐の深さがカルチャーとして根づいているおかげで、自分の「得意」や「幸せ」を感じる場所でキャリアを築くことができています。最初からスペシャリストを目指していたわけではない私でも、ここで自分らしい専門性を見つけることができました。誰もが活躍のチャンスをつかめるこの場所で、これからも一歩ずつ進んでいきたいですね。